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子どもの虫よけ対策、夏前に揃えておきたいグッズと使い方
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夏の虫よけ問題、パパとして本気で悩んだ話
去年の夏、娘が幼稚園の遠足から帰ってきたとき、腕と足に計7箇所も蚊に刺されていて、正直かなりショックだった。「ちゃんと虫よけスプレーしたのに…」と娘も悲しそうで、親として申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
その日の夜、かゆくて何度も起きてしまい、翌朝は目の下にクマができていた。掻きむしって肌が赤く腫れ上がり、妻が「とびひになったら大変だから」と慌てて皮膚科を予約した。結局、ステロイド入りの塗り薬を処方されて、完全に治るまで10日以上かかった。
そこから本気で子ども用の虫よけグッズを調べまくった。成分、使い方、シーン別の選び方。ネットの情報だけでなく、薬局の薬剤師さんにも相談した。今回は、36歳パパとして実際に試行錯誤した経験をもとに、夏前に揃えておきたい虫よけグッズと使い方をまとめてみる。
子ども用虫よけを選ぶときに知っておきたいこと
ディートとイカリジン、何が違うの?
虫よけ成分として有名なのが「ディート」と「イカリジン」の2つ。正直、最初は何が違うのか全然わからなかった。ドラッグストアの虫よけコーナーで30分くらい立ち尽くして、パッケージの裏面を読み比べていたのを覚えている。
簡単に言うと、ディートは1946年にアメリカで開発された歴史のある成分で、効果は高いけど、子どもへの使用には年齢制限がある。厚生労働省の通知によると、6ヶ月未満は使用不可、6ヶ月〜2歳未満は1日1回まで、2歳〜12歳未満は1日3回までという決まりがある。
一方、イカリジンは2015年に日本で承認された比較的新しい成分で、年齢制限がなく、肌への刺激も少ないと言われている。効果時間はディート10%とイカリジン15%がほぼ同等で、約6〜8時間とされている。
うちの娘は今小学1年生だけど、肌が少し敏感なタイプで、絆創膏のテープ部分でかぶれることもある。だから基本的にはイカリジン配合のものを選ぶようにしている。薬剤師さんからも「お子さんの肌質を考えるとイカリジンのほうが無難」とアドバイスをもらった。
天然成分タイプはどうなの?
ハッカ油やユーカリ、レモングラス、シトロネラなどを使った天然成分タイプも人気がある。「ケミカルなものは避けたい」という気持ちはよくわかるし、うちも最初はそっちに惹かれていた。
実際に試してみたところ、香りは爽やかで娘も「いいにおい」と気に入っていた。ただ、正直なところ、効果の持続時間はイカリジンやディートに比べると明らかに短い。体感では1〜2時間くらいで効果が薄れる印象がある。公園で2時間遊んでいたら、後半は普通に刺されていた。
こまめに塗り直しができる状況なら選択肢に入るけど、遠足や長時間の屋外活動には少し心もとないかもしれない。それから、天然成分だから絶対安全というわけでもない。植物由来の成分でもアレルギー反応を起こす子はいるので、初めて使うときは少量を腕の内側に塗って様子を見てからのほうがいい。
濃度の数字、どう読めばいい?
虫よけ製品には「イカリジン15%」「ディート30%」などと濃度が書いてある。これ、数字が大きいほど効くと思いがちだけど、実は少し違う。
濃度が高いと「効果の持続時間が長くなる」のであって、「虫を寄せ付けない力が強くなる」わけではない。イカリジン5%なら約4時間、15%なら約6〜8時間というイメージ。子どもの屋外活動が2〜3時間なら5%で十分だし、一日中外にいるなら15%を選んで塗り直しを減らす、という考え方ができる。
実際に使っているグッズと正直な感想
メインで使っているミストタイプ
うちが普段使いしているのは、イカリジン15%配合のミストタイプ。200ml入りで、1本あるとひと夏は余裕で持つ。娘でも自分でシュッとできるし、服の上からも使えるのが便利だ。
最初は「濃度が高いほうが効くのでは?」と思っていたけど、実際は塗りムラなく全体に行き渡らせることのほうが大事だと気づいた。どんなに高濃度でも、塗れていない場所は刺される。当たり前のことだけど、これが意外と盲点だった。
ある日、急いでいて娘の右足だけ塗り忘れたことがあった。帰ってきたら、見事に右足だけ3箇所刺されていて、「蚊って本当にわかるんだな…」と妙に感心してしまった。
シールタイプの使いどころ
虫よけシールは、正直なところ単体での効果は限定的だと思っている。シールから香りが広がる範囲は半径数センチ程度。全身をカバーするのは物理的に無理がある。
ただ、スプレーと併用すると安心感が増すし、娘が「自分で貼る」という行為を楽しんでくれるのがいい。「今日はどこに貼る?」と聞くと、真剣に考えて「ここ!」と指差してくる。虫よけ対策が嫌なものじゃなくて、ちょっとしたイベントになっている。
帽子のつばの裏や、襟元、袖口の内側に貼ることが多い。顔周りはスプレーしにくいから、シールで補うイメージで使っている。1シートに30枚くらい入っていて、1回の外出で4〜6枚使う計算だ。
リングやクリップタイプは?
手首につけるリングタイプやベビーカーにつけるクリップタイプも試したことがある。見た目はかわいいし、娘も喜んでつけていた。キャラクターものだと「お出かけのときはこれつける!」とテンションが上がる。
ただ、効果範囲がかなり狭いので、これだけで虫よけ対策OKとは言えない。手首につけていても、足は普通に刺される。あくまで補助的なアイテム、というか精神安定剤に近い位置づけで考えておいたほうがいいと思う。
ジェルタイプも試してみた
スプレーだとむせてしまう、という話を聞いて、ジェルタイプも買ってみた。手に取って塗り込むタイプで、飛び散らないから室内でも使いやすい。
塗った感触はサラッとしていて、ベタつきは少ない。ただ、全身に塗るのは結構時間がかかる。うちの娘は朝のバタバタした時間に「早くして」と言われながら塗られるのが嫌みたいで、結局ミストタイプに戻った。時間に余裕があるときや、ピンポイントで塗り直したいときには便利だと思う。
シーン別の使い分け方
近所の公園で遊ぶとき
30分〜1時間くらいの公園遊びなら、出発前にミストタイプを全身にスプレーすればだいたい大丈夫。腕、足、首まわりは特に念入りに。露出している肌は全部カバーするつもりで塗っている。
うちの近所の公園は木陰が多くて、夕方になると蚊が一気に増える。16時を過ぎたら特に注意が必要で、「あと5分で帰ろう」と声をかけるようにしている。蚊が活発になる時間帯(朝夕の涼しい時間)を避けるだけでも、刺される回数は結構減る。
汗をかいたら効果が落ちるので、タオルで拭いた後にもう一度スプレーし直すのがポイント。夏場は汗だくになるから、携帯用の小さいボトルをカバンに入れておくと安心だ。
キャンプや長時間の屋外活動
去年、家族でデイキャンプに行ったときは、虫よけ対策を万全にしていった。ミストタイプを2〜3時間おきに塗り直し、さらに娘には薄手の長袖長ズボンを着せた。
物理的に肌を覆うのが結局一番確実な対策だと実感した。暑いけど、最近は冷感素材の服もあるから、そこまで嫌がらずに着てくれる。「長袖着たくない」と言われたときは、「虫に刺されたら夜かゆくて眠れないよ」と説明すると、渋々ながら着てくれることが多い。
あと、意外と盲点なのが足元。サンダルで行くと足の甲を刺されやすい。靴下を履いてスニーカーにするか、足の甲までしっかり虫よけを塗るかのどちらかにしている。
学校や習い事に行くとき
小学校には虫よけスプレーを持たせられないことが多いので、朝しっかり塗って送り出すしかない。うちの娘の学校も、持ち込みは原則禁止。持続時間を考えると、下校時間には効果が切れているのが悩ましいところだ。
うちは下校時間に合わせて、できるだけ早く家に入るようにしている。どうしても外で遊びたいときは、一度帰宅してから塗り直して出かけるルールにしている。最初は「めんどくさい」と文句を言っていたけど、「刺されたらかゆいのは自分だよ」と何度か経験させたら、自分から「塗り直す」と言うようになった。
習い事で屋外スポーツをしている子は、休憩時間に塗り直せるようにジェルタイプを持たせるのも手かもしれない。コーチや先生に事前に相談しておくといいと思う。
夜の花火大会やお祭り
夏は花火大会やお祭りなど、夜に屋外で過ごすイベントも多い。夜は蚊が活発になる時間帯だから、昼間以上にしっかり対策が必要だ。
去年の地元のお祭りでは、イカリジンのミストを出発前に塗り、携帯用ボトルをポケットに入れて行った。人混みでスプレーしにくいから、ジェルタイプのほうがよかったかもと後から思った。周りの子どもたちを見ても、首に虫よけリングをつけている子が多かった印象だ。
塗り方で効果が変わる、失敗から学んだこと
最初の頃、娘に虫よけスプレーを塗るとき、なんとなくシュッシュッと適当にかけていた。15cmくらい離して、サッと3〜4回スプレーして終わり。それが大失敗だった。塗りムラがあると、そこをピンポイントで刺されるのだ。
今は、スプレーした後に手のひらで伸ばすようにしている。特に足首、ひざ裏、肘の内側は蚊が好むポイントらしいので、重点的に塗り込む。蚊は体温が高くて汗をかいているところに寄ってくるから、関節の内側や首の後ろは要注意だ。
あと、顔に塗るときは直接スプレーせず、大人の手のひらに出してから塗ってあげるのが基本。目や口に入ると危ないし、娘も嫌がるから、このやり方に落ち着いた。おでこ、頬、耳の後ろを重点的に。鼻や口の周りは避けて、眉毛から上、耳から下を中心に塗っている。
塗る順番も決めておくと塗り忘れが減る。うちは「顔→首→腕→足」の順番でルーティン化している。娘も慣れてきて、「次は腕ね」と自分から差し出してくれるようになった。
刺されてしまったときの対処法
どんなに対策しても、ゼロにするのは難しい。刺されてしまったときの対処法も覚えておくと安心だ。
まず、掻かないこと。これが一番大事で、一番難しい。娘には「掻くと傷になってもっとかゆくなるよ」と何度も言い聞かせている。掻きむしると皮膚が傷ついて、そこから細菌が入って「とびひ」になることもある。去年、幼稚園で何人かとびひになっていて、大変そうだった。
かゆみ止めは、ステロイド入りのものが効く印象がある。市販の子ども用かゆみ止めを常備していて、刺されたらすぐ塗るようにしている。冷やすのも効果的で、保冷剤をタオルで包んで当てると、かゆみが和らぐ。
腫れがひどい場合や、刺された箇所がどんどん広がる場合は、早めに皮膚科を受診したほうがいい。娘は体質的に腫れやすいタイプで、蚊に刺されると500円玉くらいに腫れることがある。そういうときは迷わず病院に行くことにしている。
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まとめ
子どもの虫よけ対策は、正直なところ「これ一つで完璧」というものはないと思っている。成分で選び、シーンに合わせて使い分け、塗り方にも気を配る。その積み重ねで、ようやく効果が出る感じだ。
今年の夏は、娘が小学生になって行動範囲も広がった。公園遊びも増えるだろうし、学校行事で外に出る機会も多くなる。夏休みには学童でプールや外遊びもある。夏本番を迎える前に、虫よけグッズを見直して準備しておくつもりだ。
うちで揃えているのは、イカリジン15%のミストタイプ(大ボトルと携帯用)、顔用のジェルタイプ、シールタイプ、そしてかゆみ止め。これだけあれば、だいたいの場面に対応できる。全部揃えても2000円ちょっとだから、毎年シーズン初めに新しいものを買い直している。
去年みたいに7箇所も刺されて帰ってくる姿は、もう見たくないからね。今年の夏は、娘の肌を蚊から守り抜くつもりでいる。



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